-
聖書の3番目の書 ― レビ記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
-
-
20,21 清さと衛生に関してどんな規定がありますか。
20 清さに関する律法(11:1-15:33)。この部分は,儀式上の,また衛生上の清さについて述べています。飼育されるものと野生のものとを含め,ある種の動物は汚れているとされます。死体はすべて汚れたものであり,それに触れる人は汚れます。子供の出産も汚れの理由となり,しばらくの分離と特別の犠牲とが要求されます。
21 らい病など,ある種の皮膚病も儀式上の汚れを来たらせ,それを清めることは,人だけでなく,衣服や家屋にも適用されます。隔離が要求されています。月経や射精も汚れの理由となり,漏出のある場合も同様です。このような場合には他から離れていることが求められ,そのうえ,回復したときには,体を洗うこと,または犠牲をささげること,もしくはその両方が求められます。
-
-
聖書の3番目の書 ― レビ記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
-
-
34 (6)罪科と処罰との相対性。すべての罪また罪人が同じようにみなされたわけではありません。職務の地位が高いほど,罪に対する責任と刑罰も大きくなります。故意の罪は無意識の罪よりも厳しく処罰されました。科料は当人の支払い能力に応じて色々に定められました。この相対性の原則は,儀式上の汚れなど,罪や処罰以外の事柄にも当てはめられました。―レビ記 4:3,22-28; 5:7-11; 6:2-7; 12:8; 21:1-15。ルカ 12:47,48。ヤコブ 3:1。ヨハネ第一 5:16。
-