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    ものみの塔 2011 | 5月1日
    • 昔の硬貨はどのようにして造られたか

      西暦前700年のしばらく前にリュディア(現代のトルコ)で,最初の硬貨が鋳造されたようです。間もなく世界各地で金属細工人が硬貨を大量に生産し,聖書に出ている国々の全域で硬貨が用いられるようになりました。

      硬貨はどのようにして造られたのでしょうか。細工人は,炉で地金を溶かして取り出し(1),それを鋳型に流し込んで,フランと呼ばれる小さな円盤状の金属片を造りました(2)。そして,そのフランを,記号や絵の彫り込まれた金属製の打ち型の間に挟みました(3)。次いで,それを上からハンマーでたたいて,フランに文様を刻印しました(4)。その工程が手早く進められたため,しばしば文様が中央からずれた硬貨もできました。細工人は,できた硬貨を選別し,重さを量ってそれぞれが同じ価値を持つようにし,必要なら余分の金属を削り取りました(5)。

  • 聖書時代の生活 ― お金
    ものみの塔 2011 | 5月1日
    • [26ページの囲み記事/図版]

      硬貨のあれこれ

      ● 1世紀のパレスチナで流通していた最も小額の硬貨は,レプタ銅貨でした。労働者は,15分ほど働けば2レプタ稼ぐことができました。神殿の宝物庫の箱にやもめが入れたのは2レプタだった,と思われます。―マルコ 12:42。

      ● ドラクマ銀貨はギリシャの硬貨で,1ドラクマはほぼ1日分の賃金に相当しました。(ルカ 15:8,9)ユダヤ人の男性は皆,神殿税として毎年2ドラクマを払いました。―マタイ 17:24。

      ● デナリ銀貨はローマの硬貨で,カエサルの肖像が刻印されていたので,ローマによる統治期間中ユダヤ人の成人男子すべてから「貢ぎ」として徴収するのに適していた,と言えます。(ローマ 13:7)当時は,1日12時間の労働に対して1デナリが支払われました。―マタイ 20:2-14。

      ● ティルス市で造られた純銀製のシェケル銀貨は,イエスが地上にいたころのパレスチナで流通していました。祭司長たちがユダ・イスカリオテに,イエスを裏切る代価として支払った「銀」30枚は,ティルスで造られたシェケルだったかもしれません。―マタイ 26:14-16。

      写真は実物大

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