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    2009 エホバの証人の年鑑
    • 希望の音信によって支えられる

      さまざまな人道支援機関が物質面での援助を行なったとはいえ,恒久的な救済となるものを提供してきたのはエホバの証人だけです。兄弟たちは,戦争が終わるのをただじっと待つのではなく,王国の良いたよりを他の人に伝えるためにできる限りのことをしたのです。

      セルビアとの境界に近いブコバルは壊滅的な被害を受け,兄弟たちを含む住人の大半は,市内から脱出しなければなりませんでした。しかし,マリヤという一人の姉妹はそこに残りました。その後の4年間,クロアチアの兄弟たちはマリヤと連絡が取れませんでしたが,彼女は市内に残った少数の人々に引き続き熱心に宣べ伝えました。マリヤの熱心さは大いに報われました。1996年の地域大会にブコバルから20人もの人が出席するのを見て,クロアチアの兄弟たちがどれほど驚いたか,想像してください。

      わたしたちが伝える希望の音信にはまた,人の生き方を変えるほどの力があります。戦争が始まった時,クロアチア軍のある若い兵士は,配属されていた精鋭部隊の中で,早い勢いで昇進していました。1994年のこと,列車を待っていた時,「実際に世界を支配しているのはだれですか」のパンフレットを受け取ります。それを一気に読み,人々に対する暴力行為の元凶はエホバ神ではなく,サタンであることを知りました。この真理は強烈な印象を与えました。その若者が兵士として訓練を受けたのは,戦争中に殺された19歳の妹と他の二人の親族の復しゅうをするためでもあったのです。肉親を殺した者たちの住む村に行くつもりでしたが,パンフレットを読んで考え直しました。聖書研究を始め,数年がかりで人格を改めた後,1997年にバプテスマを受けました。そしてついに,肉親を殺した者たちの住む村に行きます。それは復しゅうのためではありません。思いの平安を得たその若者は,神の憐れみについて知る必要のある人たちに神の王国の良いたよりを伝えるために出かけたのです。

      激しい戦闘が行なわれた期間にも伝道者たちが熱心に宣教奉仕を行なったため,クロアチアですばらしい増加が見られました。戦争が行なわれた1991年から1995年の間に,開拓者の数は132%増えました。聖書研究は63%,伝道者数は35%増加しました。兄弟たちは神の言葉を大胆にふれ告げ,エホバはその努力を豊かに祝福されました。

  • 旧ユーゴスラビアの国々
    2009 エホバの証人の年鑑
    • エホバの証人は,島のすべての住人に会うため特別な努力を払っています。橋で渡れる島もあれば,フェリーで行かなければならない島もあります。証人たちのグループは特別活動を組織し,一つの島で幾日か伝道することをとても楽しんでいます。しかし,島の人と話をするのはなかなかたいへんです。島独特の方言が,本土から訪れる人には分かりにくいからです。

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