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デンマーク1993 エホバの証人の年鑑
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その年の内に一層意思の疎通が図られ,1942年から協会の会長となっていたネイサン・H・ノアが,秘書のミルトン・G・ヘンシェルと一緒にコペンハーゲンを訪問しました。これは大事件でした。協会の会長は1927年以降デンマークに来たことがなかったからです。
訪問期間中,13人の兄弟たちが,開校されたばかりのものみの塔ギレアデ聖書学校で宣教者の訓練を受けることを申し込みました。翌年の夏にそのうちの5人が第一陣として米国に向かいました。
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デンマーク1993 エホバの証人の年鑑
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ギレアデ卒業生からの援助
ギレアデで訓練を受けた兄弟たちがデンマークに戻って来たことは,野外宣教に大きな刺激となりました。最初の卒業生の二人,ユハーネス・ラスムッセンとクリスチャン・ラスムッセンは戻って来て,1947年の前半から兄弟たちの僕(現在では「巡回監督」と呼ばれている)として奉仕しました。クリスチャンは後にスウェーデンに移り,今でもスウェーデンのベテルで奉仕しています。
次にギレアデを卒業してデンマークに帰って来たのはフィリップ・ホフマンでした。ホフマン兄弟はギレアデでの教育に加えて,ブルックリンの事務所や工場で特別な訓練を受けていました。こうして,彼が帰って来た時からデンマークの支部事務所の物事の手順は変化し始めました。後に,ホフマン兄弟はドイツの支部事務所で奉仕するように割り当てられました。
アルバート・ウェストとマーガレット・ウェストは1949年1月にギレアデからデンマークへ戻って来ました。ウェスト兄弟は支部の監督に任命され,当時69歳になっていたデイ兄弟と交代しました。
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