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『自分の道を成功させる』― どのように?ものみの塔 2011 | 6月15日
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仕事に没頭すること
神の言葉は真のクリスチャンに,責任感を持って勤勉に働くよう勧めています。使徒パウロは,「何をしていても,人にではなくエホバに対するように魂をこめてそれに携わりなさい」と書いています。(コロ 3:22,23)ですから,勤勉に働くのは立派なことです。しかし,もっと重要な事柄があります。創造者との良い関係です。(伝 12:13)世俗の仕事に没頭するなら,霊的な活動が二の次になってしまいかねません。
世俗の仕事に打ち込みすぎると体力が奪われ,自分の霊的なバランスを保ちつつ家族を支えるのが難しくなります。ソロモン王は,「二握りの骨折り」には「風を追うこと」が付きものであると述べました。仕事に没頭するなら,深刻なストレスに長く悩まされる場合があります。いわば仕事の奴隷になり,燃え尽きてしまうことさえあるかもしれません。そうなってしまったら,本当に「歓び,……そのすべての骨折りによって良いことを見る」ことができるでしょうか。(伝 3:12,13; 4:6)さらに重要なこととして,家族に対する責任を果たし,霊的な活動に参加するための体力や気力が残るでしょうか。
東ヨーロッパのヤヌシュは,造園の仕事に没頭するようになりました。こう話しています。「わたしはいろんなアイデアを出して,もらった仕事をこなしていったので,世の人からは一目置かれました。でも,霊性が下がって,野外宣教に出なくなり,やがて集会にも行かなくなりました。思い上がり,長老たちからの助言をはねつけて,会衆から離れるまでになりました」。
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『自分の道を成功させる』― どのように?ものみの塔 2011 | 6月15日
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世俗の仕事: 仕事に没頭するあまり,霊的な関心事がわきに追いやられていませんか。家族と話す時間は十分に取れていますか。会衆ではどうですか。あなたの果たす割り当ての質は向上していますか。築き上げる会話をしているでしょうか。『まことの神を恐れ,そのおきてを守る』なら,エホバから豊かに祝福され,『自分の骨折りによって良いものを見る』ことができるでしょう。―伝 2:24; 12:13。
前に出てきたヤヌシュは,造園の仕事で大きな成功を収めることはできず,結局は失敗しました。収入がなくなって多額の借金を抱え,エホバに立ち返りました。その後,借金を清算し,今では正規開拓者また会衆の長老として奉仕しています。こう言っています。「基本的なもので満足し,霊的に自分を与えるなら,穏やかな気持ちになり,心が安らぎます」。―フィリ 4:6,7。
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『自分の道を成功させる』― どのように?ものみの塔 2011 | 6月15日
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仕事
■ 「歓び,……そのすべての骨折りによって良いことを見る」ことができるような選択をしているか
■ 家族に対する責任を果たし,霊的な活動に参加するための体力や気力が残っているか
■ 家族と話す時間は十分に取れているか
■ 仕事に没頭するあまり,霊的な事柄がわきに追いやられていないか
■ 自分の割り当ての質に影響していないか
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