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エストニア2011 エホバの証人の年鑑
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「心細く思う必要はありません」
1926年にロンドンで開かれた聖書研究者の大会で,ラザフォード兄弟はバルト諸国に赴く意思のある人たちを募りました。アルバート・ウェスト,パーシー・ダナム,ジェームズ・ウィリアムズはその呼びかけにこたえました。その後まもなく,3人は良いたよりを宣べ伝える業を組織するため,それぞれエストニア,ラトビア,リトアニアに割り当てられました。当時,デンマークに置かれていた北ヨーロッパ事務所の監督ウィリアム・デイは,アルバート・ウェストと共にエストニアの首都タリンまで旅をしました。デイ兄弟はアルバートが滞在できる部屋を見つけた後,彼の肩をたたいてこう言いました。「ではアルバート,お元気で。心細く思う必要はありません。もうすぐ『ものみの塔』も届きますよ」。
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エストニア2011 エホバの証人の年鑑
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[166ページの図版]
アルバート・ウェスト
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