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エストニア2011 エホバの証人の年鑑
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王国会館が緊急に必要とされる
最初の集会場が建設されたのはエストニア南部のラピナで,兄弟たちは長年その建物を用いてきました。しかし,国内の兄弟たちだけで建設を進めても奉仕者の増加のペースに追いつかないことは必至でした。フィンランド支部の設計事務所が援助の手を差し伸べ,バルト諸国のために王国会館や事務所の設計を始めました。1993年,国内初の王国会館がマールドゥに建てられたことは大きな喜びでした。建設は他の場所でも相次いで行なわれました。
現在エストニアには王国会館が33棟あり,53の会衆が使用しています。喜ばしいことに,大会ホールも二つ,タリンとタルトゥにあり,どちらも1998年に完成しました。
長年奉仕してきたアレクサンドラ・オレーシュク姉妹はこう語ります。「タルトゥに王国会館が建てられることは以前からの夢でした。ですから,建設予定地の整地を手伝うようにとの呼びかけがあった時,79歳のわたしは真っ先に駆けつけました。片づけや運搬をしました。バスに乗って現場に来るたびに喜びの涙がこぼれ,完成した時にも涙があふれました」。
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エストニア2011 エホバの証人の年鑑
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[251ページの図版]
マールドゥの王国会館
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