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カトリックのジレンマものみの塔 1989 | 4月15日
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カトリック教会は目下,悪魔に関連した二つの問題に直面しています。一方では,今日のカトリック教徒の間に見られる,悪魔の存在を疑問視する傾向と闘い,もう一方では,頻繁に行なわれている非公認のエクソシズム,つまり悪魔払いの儀式に対処しなければならないのです。
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カトリックのジレンマものみの塔 1989 | 4月15日
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ラツィンガー枢機卿はまた,多くの国のカトリック教徒たちが開いている,サタンに関係する非公認の集会について強い懸念を表明しました。同枢機卿は,世界中のカトリックの司教すべてに宛てた1985年9月29日付の書簡の中で,「特定の教会の枠内で,悪霊の影響から人々を解放することを目的として開かれる祈祷会がここ数年増えている」と書き,教会法によれば,そうした集会は地元の司教の特別な許可がなければ一切開けないことと,それらの許可は司祭にのみ与えられるべきものであることを高位僧職者たちに思い起こさせました。平信徒には,「サタンや堕落したみ使いたちに対して悪魔払いの呪文」を唱える権利はありません。
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