-
どうすれば両親の離婚のショックから立ち直れるだろうか目ざめよ! 1988 | 5月22日
-
-
悲しいことですが,離婚は普通の場合全く最終的なものです。しかし,当惑,腹立たしさ,裏切られた気持ち,両親はもう愛してくれないのではないかという不安 ― そうした破壊的な感情は落ち着き,生活はまた軌道に乗ります。聖書が言うように,『いやすのにも時がある』のです。―伝道の書 3:3。
-
-
どうすれば両親の離婚のショックから立ち直れるだろうか目ざめよ! 1988 | 5月22日
-
-
これはあなたの人生で最も難しいことの一つかもしれません。自分の生活が乱されたことで両親に腹を立てているとしても無理のないことでしょう。ある青年は苦々しげに,「両親は利己的だった。僕たち子供のことや,自分たちのすることが子供に及ぼす影響など全く眼中になく,二人で勝手なことをしたんだ」と言いました。別の若者は,「父はこの世に二つの命を生み出しておきながら,それらには自分の新車に示すほどの関心もないのだ」と言いました。その通りかもしれません。しかし,怒りや恨みの重荷を背負って,自分を害さずに生涯を送れるものでしょうか。離婚研究者のジュディス・ウォーラースタインはこう述べています。「そのような怒りを抱いた子供は,親を疎んじたばかりか,離婚の原因は親にあるとして,親を困らせ罰するために……しばしば……非行に走った」。
-
-
どうすれば両親の離婚のショックから立ち直れるだろうか目ざめよ! 1988 | 5月22日
-
-
自分の気持ちをすっかり話しなさい
ある青年は「目ざめよ!」誌とのインタビューで,「両親の離婚を自分がどう思っているか,本当に話し合ったことは一度もなかった」と語りました。その青年は初めは平静でしたが,両親の離婚のことを話しているうちに次第に感情が高ぶり,涙さえ浮かべました。長い間埋もれていた感情が掘り出されたのです。そのことに青年は驚き,「話して本当に気持ちが軽くなった」と告白しました。
あなたも,一人で引きこもっているより,同じようにしてだれかに打ち明けるなら,気持ちが軽くなるかもしれません。どんな気持ちでいるか,何を恐れ,何を心配しているかを,ご両親に知っていただくのです。(箴言 23:26と比較してください。)調査では,親の離婚のショックから立ち直る子供には,「自分の周囲の世界,まま親,教師,友人,友人の親,祖父母などに進んで近づく能力」があるという結果が出ています。円熟したクリスチャンも助けになります。例えばキースは,家族が離婚でばらばらになっていましたから,支えはほとんど得られませんでした。それでもキースは,「クリスチャン会衆が僕の家族になった」と言っています。
そして何よりも,「祈りを聞かれる方」である天の父に聞いていただくことです。(詩編 65:2)『そのみ前にあなたの心を注ぎ出す』ことです。(詩編 62:8)ポールという名の少年は,両親の離婚のショックから立ち直るのに何が助けになったかについて,「僕は絶えず祈った。そしてエホバが本当におられることをいつも感じた」と語りました。
-
-
どうすれば両親の離婚のショックから立ち直れるだろうか目ざめよ! 1988 | 5月22日
-
-
聖書は,「自分の務めを怠ってはなりません」と忠告しています。(ローマ 12:11)悲しみ,心の痛手,怒りなどに負けて活動を停止するのではなく,生活に順応することです。
-