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全地で宣べ伝えて教える2008 エホバの証人の年鑑
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パナマ
ラミロという体育の先生が,2004年にエホバの証人と聖書研究を始めました。そのころ,担当していたのは6クラスだけで,授業時間は毎週12時間に過ぎませんでした。要求されている24時間には足りません。そのため校長はラミロに,時間の不足分を補うためその6クラスに宗教を教えるように命じ,そして,「神とイエスと聖書について話すだけでいい」と言いました。それでラミロは自分が研究している事柄を教えました。その年は「永遠の命に導く知識」の本を教材として,6年生から8年生までの150人の生徒に教えました。翌年,「聖書は実際に何を教えていますか」の本が発表された時には,ラミロはすでに,バプテスマを受けていない伝道者の資格を得ており,今度は『聖書の教え』の本を使って教えました。生徒は160人に増え,六つのグループに分けられました。その後はどうなったでしょうか。ラミロと会衆の他の奉仕者たちは現在,数人の生徒の家庭聖書研究を司会しています。生徒の親の中には,子どもの振る舞いが良くなったことでラミロに感謝する人たちもいます。会衆の集会だけでなく,大会に出席した親たちもいます。ラミロ本人は,2006年11月にバプテスマを受け,引き続きあらゆる機会を活用して,聖書の真理を熱心に教えています。
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全地で宣べ伝えて教える2008 エホバの証人の年鑑
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[50ページの図版]
『聖書の教え』の本を手にしたラミロ
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