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とりわけ忘れがたい伝道活動ものみの塔 2003 | 4月15日
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1996年10月以降,良いたよりの他の伝道者たちも,特別開拓者と共にこの活動に加わるよう勧められてきました。必要の大きな所で喜んで奉仕する正規開拓者はもとより王国伝道者たちも,様々な時期にこの活動に参加します。奉仕区域を管理し,見いだされた関心を高めるため,行く先々の会衆と交わるよう指示を受ける人たちもいます。多くの若い伝道者や開拓者たちがこうした勧めに応じ,たいへん励みになる経験をして満ち足りた気持ちになりました。
例えば,携帯電話の会社で給料の良い仕事に就いていた若いクリスチャンの男性アビマエルは,辺境の地での伝道活動に参加することを決意しました。アビマエルが退職を希望していることを知った雇い主は,昇進と昇給の話を持ちかけました。同僚たちはアビマエルに,こんな機会はめったにないのだから,それを断わるのはばかげたことだ,と言って圧力をかけました。しかしアビマエルは,3か月の特別伝道活動を支持することを固く心に決めていました。そしてこの奉仕を楽しんだあと,王国伝道者を大いに必要としている,僻地のある会衆に無期限にとどまることにしました。今は地味な仕事に就いており,簡素に生活することを学びました。
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とりわけ忘れがたい伝道活動ものみの塔 2003 | 4月15日
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年配の人も参加する
しかし,この活動は若い人だけのものではありません。アデラという年配の姉妹は日ごろ,宣べ伝える業にもっと多くの時間をささげたいと思っていました。その機会は到来しました。この特別伝道活動に参加するよう招かれたのです。アデラは言います。「割り当てられた所での奉仕がとても楽しかったので,いつまでもそこにいさせてくださるよう,会衆の長老たちにお願いしました。年は取っていてもまだエホバのお役に立つことができてうれしいです」。
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