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過ぐる1年の際立った事柄2011 エホバの証人の年鑑
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米国に住むろう者の男性サルバトールは,妻がエホバの証人です。聖書の真理に接して幾年にもなりますが,霊的に進歩しませんでした。妻は,1年間聖書を毎日読んでみるのはどうかと勧めました。しかし,一生懸命に読んでも内容が理解できず,がっかりしてしまい,「エホバを愛するなんてわたしには分からない」と嘆きました。
折しもサルバトールは「新世界訳聖書」の一部がアメリカ手話のDVDで入手できることを知り,それが転機となりました。手話で神の言葉を深く調べた後,「神はわたしにもご自分のことを知ってほしいと思っておられるんだ」と,興奮ぎみに述べました。こうして聖書研究を始め,バプテスマを受けてエホバの証人になり,今ではエホバに仕える幸福を味わっています。
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過ぐる1年の際立った事柄2011 エホバの証人の年鑑
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手話の出版物が新しい人たちの心を動かす様子は,いつも深い感動を与えます。ろう者である日本の奈津枝は,こう述べています。「私は最初の研究を1981年に始めましたが,日本語の出版物を用いて研究をしていたので,意味をつかむことができませんでした。さらに,親族からの反対が始まり,研究を中断してしまいました。
「最初の研究から26年が経過した2007年4月,日本手話の『あなたも神の友になれます ― DVD』を奉仕者に見せていただきました。すぐに研究を再開し,求めていた自分の霊的な必要が満たされていくのを感じました。そして2008年11月にバプテスマを受けることができました」。
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