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フィンランド1990 エホバの証人の年鑑
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1939年に戦争が勃発した時,フィンランドには865人の伝道者がいました。1945年に第二次世界大戦が終了した時,伝道者の数はすでに2倍近くに達し,合計1,632人の伝道者が200余りの会衆で報告を提出していました。
1945年に存在した会衆の数は,その後40年以上たった現在とほとんど変わりません。会衆の数が増加しなかったのはなぜですか。1940年代にあった会衆の大半は,規模が小さく,広い地域に分散していました。当時は一つの会衆に平均5人の伝道者しかいませんでしたが,現在の平均数は60人を上回っています。
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フィンランド1990 エホバの証人の年鑑
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戦後の増加
1947年にノア兄弟とヘンシェル兄弟が再びフィンランドを訪れました。前回の訪問から1年半しか経過していませんが,二人はその間に著しい進歩があったことに気づきました。2年間で伝道者の最高数は1,632人から2,696人に増加しました。フィンランドがすばらしい成長の時期を迎えていたのは確かです。1947年6月13日から同15日にかけてヘルシンキの博覧会場で開かれた大会には5,300人の出席者が見られ,184人がバプテスマを受けました。
なるほど会衆の数は増加しませんでしたが,伝道者は戦後驚くほど増加し,1950年に伝道者数は4,000人を超えました。
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