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韓国1988 エホバの証人の年鑑
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1957年1月には,もう一つの全国大会が取り決められました。協会の現在の会長で,今までに韓国を数回訪問したことのあるフレデリック・W・フランズ兄弟がその時初めて訪れたのです。フランズ兄弟が機内から姿を見せるとすぐに,兄弟たちはフランズ兄弟を連れて大会会場に大急ぎで直行しました。会場でフランズ兄弟は,韓国に着くのに63年もかかってしまって申し訳ありませんと述べて,聴衆を驚かせました。それから兄弟は自分のハーモニカで王国の調べを聴衆に何曲か披露しました。
大会後の数日間,兄弟たちはフランズ兄弟が出かける先々に付いて行き,どうしても答えの知りたかった聖書に関する質問を一杯しました。そうしたある日に,食事の取り決めが午後1時に設けられました。出席者全員がおいしい韓国料理を楽しんだあと,兄弟たちは聖書に関する質問をし始め,フランズ兄弟はその日の夕方6時までぶっ通しでそれらの質問に答えました。フランズ兄弟は大丈夫だったのですが,通訳の一人がへとへとになったため,代わりの通訳を起用する必要が生じました。
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韓国1988 エホバの証人の年鑑
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[178ページの図版]
1957年1月にソウルで開かれた大会で,王国の調べの歌を自分のハーモニカで吹いて大会出席者の歓迎にこたえる,ものみの塔協会の現在の会長フレデリック・W・フランズ
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