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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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信教の自由がついにもたらされる
1990年の終わりごろから,司法機関は一部のエホバの証人の無罪を認めて放免し,その権利や特権を回復させるようになりました。同じころ,国内委員会は政府当局者と会合を持つため,エホバの証人を代表する一つのグループを作りました。ドイツ支部のウィリー・ポールがそのグループを監督しました。
モスクワとキエフの政府当局との長期にわたる会合の末,ついに待望の自由がもたらされました。1991年2月28日,エホバの証人の宗教組織はウクライナで正式に登録されました。それはソ連領内で最初のことでした。1か月後の1991年3月27日,同組織はロシア連邦においても登録されました。こうして,50年以上にわたる禁令と迫害の後,エホバの証人はようやく信教の自由を得ることができたのです。その後まもなく,1991年末にソビエト連邦は消滅し,ウクライナは独立を宣言しました。
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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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[233ページの図版]
1991年2月28日,ソ連領内で初めてのこととして,ウクライナのエホバの証人が登録された
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