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聖書の48番目の書 ― ガラテア人への手紙『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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しかしながら,そのすぐ後を追うようにしてやって来たのは,ユダヤ教化を図る偽教師たちでした。彼らは割礼,およびモーセの律法を守ることが真のキリスト教の基本的な事柄であることをガラテアの諸会衆の一部の人々に信じ込ませようとしました。
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聖書の48番目の書 ― ガラテア人への手紙『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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3 ガラテア人への書はいつ,またどこで書かれたと考えられますか。
3 パウロはガラテア人への手紙をいつまたどこで記したのでしょうか。それを書いたのは,ユダヤ教化を図る人々の活動に関する知らせが届いてすぐ後のことであるに違いありません。
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聖書の48番目の書 ― ガラテア人への手紙『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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6 (イ)ガラテア人への手紙はどんな二つの点を確証していますか。(ロ)この手紙の書き方はどんな点で他と異なっていますか。この手紙は何を強調していますか。
6 「ガラテアの諸会衆」にあてた,力強くて積極的なこの手紙の中で,パウロは次の2点を論証しています。(1)彼は真実の使徒であること(ユダヤ教化を図る人々はこの点を疑おうとしていた),(2)義とされるのは,キリスト・イエスに対する信仰によるのであり,律法の業によるのではないこと,それゆえに,クリスチャンにとって割礼は必要でないこと。パウロは自分の書簡を秘書に書かせるのが習慣でしたが,ガラテア人への書は,自ら『自分の手をもって大きな文字で』書き記しました。(6:11)この書の内容は,パウロにとっても,ガラテアの人々にとっても極めて重要なものでした。この書は真のクリスチャンがイエス・キリストを通して得られる自由を正しく評価すべきことを強調しています。
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