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「ゴグよ,私はあなたに敵対している」エホバの清い崇拝 ついに回復される!
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ゴグはその土地にいつ,なぜ,どのように攻め込むのか
15,16. マゴグのゴグは,回復された比喩的な土地にいつ攻め込みますか。
15 間もなく地上の国々の連合体が私たちの大切な土地に攻め込むことを思うと,身が引き締まります。予告されている攻撃は,エホバへの清い崇拝を行う私たちに対するものなので,それがいつ,なぜ,どのように生じるのかを知りたくなります。その3つの点について考えましょう。
16 マゴグのゴグは,回復された比喩的な土地にいつ攻め込むのか。預言はこう答えています。「あなたは最後の年月に……土地に攻め込む」。(エゼ 38:8)ゴグが攻め込むのはこの体制の終わりが近い時である,ということが示唆されています。覚えておきたいこととして,大患難は世界中の間違った宗教全体を表す大いなるバビロンの滅びをもって始まります。間違った宗教組織が滅ぼされた後,ハルマゲドンが始まる前に,ゴグは正しい崇拝を行う人たちに対して最後の総攻撃を仕掛けます。
17,18. エホバは大患難の際にどのように物事を導きますか。
17 エホバへの清い崇拝を行う人たちの土地にゴグが攻め込むのはなぜか。エゼキエルの預言は2つの理由を明らかにしています。(1)エホバの導きと,(2)ゴグの邪悪な動機です。
18 エホバの導き。(エゼキエル 38:4,16を読む。)エホバはゴグに対し,「あなたの顎にかぎを引っ掛けて」,「私の土地をあなたに攻めさせる」と言います。これは,エホバが国々に,ご自分の崇拝者たちを無理やり攻撃させるということでしょうか。もちろんそうではありません。エホバがご自分の民に悪い事柄が降り掛かるようにすることは決してありません。(ヨブ 34:12)しかしエホバは,敵たちが清い崇拝を行う人々を憎み,その人たちを一掃する機会に飛び付く,ということを知っています。(ヨハ一 3:13)ですから,あたかもゴグの顎にかぎを引っ掛けて引っ張るかのように物事を導き,ご自分の意志や予定の通りに事態が進展するようにします。大いなるバビロンが滅ぼされた後のある時点で,エホバは国々がすでに心に決めていることを実行に移すよう,何らかの方法で仕向けると考えられます。そのようにして国々による攻撃のお膳立てをし,それがきっかけで人類史上最大の戦争であるハルマゲドンが起こるのです。それから,ご自分の民を救い,ご自分の主権を至上のものとして示し,ご自分の聖なる名を神聖なものとします。(エゼ 38:23)
国々は清い崇拝とそれを行う人たち全てを憎み,清い崇拝を私たちから奪おうとする。
19. ゴグはどんな動機で,清い崇拝を私たちから奪おうとしますか。
19 ゴグの邪悪な動機。国々は「邪悪な計画を立て」ます。エホバを崇拝する人たちに対し,積もり積もった怒りや憎しみをぶつけようとします。エホバの民は,「城壁やかんぬきや門に守られていない居住地に住んでいる」かのように無防備に見えます。国々はまた,「財産を蓄えて」いるその民から「多くの戦利品や略奪品を手に入れようとし」ます。(エゼ 38:10-12)「財産」とは何でしょうか。エホバの民である私たちは,神から比喩的な財産をたくさん与えられています。最も貴重なものは,エホバに対してのみ行う清い崇拝です。国々は清い崇拝を私たちから奪おうとします。その価値を認めるからではなく,清い崇拝とそれを行う人たち全てを憎むからです。
ゴグは清い崇拝を根絶しようとして「邪悪な計画を立てる」が,無駄に終わる。(19節を参照)
20. ゴグは土地つまり比喩的なパラダイスにどのように攻め込みますか。
20 ゴグは土地つまり比喩的なパラダイスにどのように攻め込むか。国々は,私たちがクリスチャンとして生きるのを妨害し,崇拝をやめさせようとするでしょう。その目的で,神からの教えという食物を得られないようにしたり,集会を禁止したり,私たちの一致を乱そうとしたり,神からのメッセージを伝えるのをやめさせようとしたりすることが考えられます。神からの教え,集会,一致,伝道はどれも,比喩的なパラダイスに欠かせないからです。サタンに唆された国々は,清い崇拝とそれを行う人たちを地上から根絶しようとします。
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