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『ああ,神の知恵の深さよ』ものみの塔 2011 | 5月15日
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15 エホバはご自分の目的を果たすために何を行なわれたでしょうか。パウロの説明によれば,野生のオリーブの木の枝が,折り取られた枝の代わりに,栽培されたオリーブの木に接ぎ木されました。(ローマ 11:17,18を読む。)それで,霊によって油そそがれた諸国民のクリスチャンがローマの会衆にもいましたが,そのような人たちが象徴的なオリーブの木に比喩的に接ぎ木され,アブラハムの胤の一部となりました。彼らはもともと野生のオリーブの枝のようであり,この特別な契約にあずかる機会はありませんでした。しかしエホバは,彼らが霊的ユダヤ人となる機会を開かれました。―ロマ 2:28,29。
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『ああ,神の知恵の深さよ』ものみの塔 2011 | 5月15日
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d ローマ 11章24節で「園の」と訳されているギリシャ語の接頭辞は,「良い,優れた」あるいは「目的に十分適応している」という意味の語から来ています。その語は,造られた目的を果たすものに特に用いられます。
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『ああ,神の知恵の深さよ』ものみの塔 2011 | 5月15日
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野生のオリーブの枝を接ぎ木する ― なぜ?
■ ルキウス・ユニウス・モデラトゥス・コルメラは西暦1世紀の人で,ローマの兵士また農民でした。田園生活や農業について書いた12冊の本で知られています。
コルメラは,5冊目の本で次の古代の格言を引用しています。「オリーブ園を耕す者は実を求め,肥やしをやる者は実を懇願し,剪定をする者は実りを強要する」。
元気でも実を結ばない木について記した後,以下の手順を勧めています。「良い方法は,ガリアのねじぎりで穴を開け,野生のオリーブの木から取った接ぎ穂をその穴にしっかり挿し込むことである。結果として,その木は,多産の子を授かったかのように,より多くの実を結ぶようになる」。
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