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グアドループ1995 エホバの証人の年鑑
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フランスから派遣された開拓者
グアドループや周囲の属島ではすばらしい進歩が見られました。業が前進し続けるよう,協会はさらに二人の開拓者をフランスから派遣しました。ニコラ・ブリザールとリリアーヌ・ブリザールは,1955年12月に到着しました。ブリザール兄弟は精力的で陽気な気質の人でした。到着するとすぐ,二人は人口の多いポワンタピートル郊外に割り当てられました。
その区域では,多くの人が木造の家に住んでおり,その家はどれも床を地面から50㌢上げるために4個の石の上に載っています。家は互いにとても近くに建てられています。ある日,ブリザール兄弟はこのような家を訪問していて,今でも笑いの種になっているある出来事を経験しました。こう語っています。「私は妻が司会している年配の女性との聖書研究に妻と一緒に行きました。しかし,その木造の家はその女性自身よりも古く見えました。中に入るよう招かれて,小さな部屋の中央に向かって歩いていたその時,突然に床が抜けて下に落ちてしまったのです。私は一生懸命謝りましたが,かわいそうなその女性はかなり恥ずかしそうにしていました」。
ブリザール兄弟夫妻はその区域で約8か月働き,その後,巡回奉仕の割り当てを受けました。1958年に二人は,ギレアデ学校の第32期のクラスに招待され,それから再びグアドループに割り当てを受けました。ヤンキ兄弟が結婚して子供ができた1960年に,ブリザール兄弟は支部の僕になりました。兄弟は今でも支部委員会の調整者として奉仕しており,ヤンキ兄弟もグアドループにとどまって支部委員として一緒に奉仕しています。
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グアドループ1995 エホバの証人の年鑑
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[139ページの図版]
ニコラ・ブリザールとリリアーヌ・ブリザールは1955年にフランスから初めてグアドループに派遣された
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