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ガイアナ2005 エホバの証人の年鑑
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1946年4月,世界本部からネイサン・ノアがガイアナを訪問しました。ノア兄弟は,ギレアデを卒業したばかりのウィリアム・トレーシーを伴っていました。訪問の目的は,兄弟たちを励ますことと,禁令の解除を政府に要請することでした。ジョージタウンで行なわれた集会で,ノア兄弟は集まった180人の兄弟たちおよび関心のある人たちに,イエスの初期の弟子たちには宣教で役立つ聖書や書籍はなかったと説明しました。それでも,エホバは著しい増加をもって祝福されました。なぜでしょうか。弟子たちが宣べ伝えつづけたからです。そうであれば,神は,業を続行している現代の僕たちにも同じような祝福をお与えになるのではないでしょうか。まさにそのとおりです。
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ガイアナ2005 エホバの証人の年鑑
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ノア兄弟は,植民地担当大臣W・L・ヒープとも会見し,禁令の解除を求めました。30分に及んだ会見の終わりに,ノア兄弟はヒープ氏に「真理は汝らを自由にすべし」という書籍を贈り,注意深く読んでほしいと述べました。ヒープ氏はそうしようと言ってからノア兄弟に,実はいま執行委員会の9人の委員が協会の文書に対する禁令の再審議を行なっているところだと伝えました。再審議は本当に行なわれていました。1946年6月に政府は,禁令を解除する声明を出したのです。
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ガイアナ2005 エホバの証人の年鑑
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[146ページの図版]
フレデリック・フィリップス,ネイサン・ノア,ウィリアム・トレーシー。1946年
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