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ガイアナ2005 エホバの証人の年鑑
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しかし,この施設も1986年までには手狭になり,統治体の承認を得て同じ敷地内に新しい支部が建てられました。地元の兄弟たちがインターナショナル・サーバントを助け,1987年に工事は完成しました。
父親を手伝ってエルサレムの城壁の一部を建て直したシャルムの娘たちのように,姉妹たちは支部建設プロジェクトには欠かせない存在でした。(ネヘ 3:12)例えば,120人の姉妹が10ほどのチームに分かれて,必要とされる1万2,000個のコンクリートブロックを作りました。16の型枠を使って,55日間でその仕事をやり遂げたのです。それは簡単な仕事ではありません。セメントが適度に固まり,なおかつ型枠を外した時にブロックが崩れてしまうほど柔らかすぎないよう,コンクリートをちょうどよい具合に混ぜなければならないのです。
地元の兄弟たちは夜警として働きましたが,職場から現場に直行することもしばしばでした。インターナショナル・サーバントと共に働き,有用な技術を学んだ人もいます。ハリンアライン(インダール)・パルソードもそうした若い兄弟の一人です。こう言います。「わたしの仕事は,窓の下枠にモールディングを取り付けることでした。それまで一度もしたことのない仕事でしたが,うまくできるまでがんばりました。監督は仕事の出来栄えを念入りに調べて,わたしの努力を喜んでくださったらしく,『じゃあ,支部の全体をやってもらいましょう』と言いました」。現在この若い兄弟は,王国会館建設プロジェクトで他の人たちに自分の技術を教えています。
兄弟たちはある資材を輸入しなければならなかったため,政府当局者の協力が必要でした。そのため大勢の役人が現場にやって来ました。フォーブス・L・バーナム大統領とその側近も訪れました。みな仕事の出来栄えに感銘を受けましたが,一人の地元の大工もそうでした。この人は,「皆さんはこの建設で一流の仕事をしています」と言いました。1988年1月14日,地帯監督として奉仕していたブルックリンの代表者ドン・アダムズが献堂の話をしました。
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[197ページの図版]
ジョージタウンのブリックダム50番地にあった以前の支部事務所,1987年に完成
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