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    2005 エホバの証人の年鑑
    • 創意工夫が求められる大会

      兄弟たちは巡回大会や特別一日大会のために,しばしば施設を借りました。田舎の地域では,集会場を建てることさえしました。1952年から1956年までガイアナで奉仕したトーマス・マルケビッチは,こう言います。「わたしたちの大会はジョージタウンからデメララ川沿いに約60㌔さかのぼった所で開かれました。地元の兄弟たちを励ましたいと,ジョージタウンの200人ほどの証人たちが大会の出席を希望していました。それでわたしたちは,地元で入手できる材料を使って一時的な大会ホールを建てることにしました。竹で支柱やいすを,バナナの葉で屋根を作るのです。

      「材料を集めて鉄道の小型車両に積み,レールに沿って誘導しながら坂を下りました。でも何と,カーブで車両がわたしたちの手から離れ,傾きながらものすごいスピードで進み,積み荷をみな川に落としてしまいました。ところが,この災いは良い結果をもたらしました。積み荷がそのまま建設現場の方に流れて行ったからです。大会が始まった時,都市から訪れていた兄弟たちは,数百人の村人たちと3日間のプログラムにあずかれることに胸を躍らせました」。

      トーマスはこのようにも言います。「大会後,みんなで近くの未割り当て区域を奉仕しました。ある村で公開講演を行なったところ,村人全員がやって来ました。だれかに飼われているサルも1匹来ていました。サルはしばらく話を聞いていましたが,もっとよく見える場所から見たいと思ったようで,何度かジャンプしてわたしの肩に飛び乗りました。すばやく周りを見渡し,それからまた跳びはねながら飼い主の所へ戻って行き,講演の残りの時間はそこにいました。わたしは胸をなでおろしました」。

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    2005 エホバの証人の年鑑
    • 大規模な大会

      20世紀初頭,大規模な集まりは,カワード兄弟やヤング兄弟といった世界本部の特別な代表者が訪問する際に開かれるのが普通でした。1954年にネイサン・ノアとミルトン・ヘンシェルが「新しい世の社会大会」のためにガイアナを訪れました。大会には,2,737人が出席しました。

      それから数十年を経た1999年には,7,100人を超える代表者がガイアナで開かれた二つの大会に出席しました。一つはジョージタウンで,もう一つはバービスで開かれました。ジョージタウンでの大会は土壇場になって大きな変更があり,兄弟たちは本当に試されました。支部はこう書いています。「インドから有名な映画スターと踊り手たちの一団が来ました。それでこちらのほうが先に予約していたにもかかわらず,国立公園委員会はショーの日程は変更できないと考えました。

      「わたしたちはすぐ別の会場 ― クリケット競技場 ― を手配し,直ちに諸会衆に連絡しました。大会まであと8日しかありません。しかも,問題はそれだけではありませんでした。カリブ海諸国において,クリケットは非常に高く評価されていて,クリケット競技場はほとんど神聖視されています。ですから管理者たちにとって,わたしたちが芝の上を歩くことなどおよそ考えられないことでした。では,劇はどのように上演すればいいのでしょうか。またステージをどこに設置すればいいのでしょうか。

      「それでも,エホバが道を開いてくださることを確信して計画を進めました。そして神は確かに道を開いてくださいました。芝生のエリアの使用許可が得られたのです。ただし条件として,地面から一定の高さのところにステージとステージへの通路を作らなければなりません。それを完成させるために,みんな夜を徹して夢中で働きました。ほとんど一晩中雨が降り,天気も味方してくれませんでした。こうした難しい問題があったにもかかわらず,プログラムはほぼ定刻通りに始まりました。

      「大会は円滑に進み,天気も最終日になるまでもちました。しかしその最後の日曜日,雨の音で目が覚めました。やがてクリケット場は水に浸かり,水位は通路やステージまであと5㌢という所まで上昇しました。雨はプログラムが始まる直前にやみました。幸いにも,電気コードは地面をはわせるのではなくステージの床裏に取り付けていました。ですから,ステージや通路を一段高くしなければならなかったのは,面倒なことに見えて実は祝福だったのです」。

      劇が始まり,6,088人の出席者全員が明るい日ざしの下で劇を楽しみました。2週間後,バービスで開かれた2番目の大会には1,038人が出席しました。二つの大会の合計は7,126人で,ガイアナではそれまでで最高の出席者数を記録しました。もっと最近では,出席者数がほぼ1万人に達しました。

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