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ハワイ1991 エホバの証人の年鑑
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メーブル・ハズレットはこう述懐しています。「ある日家に帰ると,主人のドンが深刻な表情で座っていました。手紙を手にしています。それは協会の新会長ノア兄弟からの手紙で,支部の裏の地所に新しい王国会館を建てることを許可する文面でした。ドンは言いました。『カエサルは,建ててはいけないと言う。エホバの組織は「建てなさい」と言う。もちろん,わたしたちは建てますよ』」。
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ハワイ1991 エホバの証人の年鑑
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日本に転換期が訪れたとき,1947年にノア兄弟は手紙で,「ハワイの兄弟たちの中で,日本に行く意志のある人がいますか」と尋ねました。それに応じたのは,日系ハワイ人の当間ジェリー・ヨシ夫妻,桃原真一・正子夫妻,それにエルシー谷川でした。ハズレット兄弟は手紙の中で,「それから,ハズレット夫妻はどうでしょうか」とノア兄弟に尋ねました。こうしてこの二人も加わることになります。この7人は,後に9人になりました。というのは,桃原夫妻と一緒にギレアデ学校に行って,後ほど日本に来た二人の幼い娘たちも,成人してから宣教者になったからです。油そそがれたクリスチャンとして地上での歩みを終えたハズレット夫妻以外は,今も全員日本で宣教者として奉仕しています。
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ハワイ1991 エホバの証人の年鑑
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[94ページの図版]
ドン・ハズレット,ネイサン・ノア,メーブル・ハズレット,ミルトン・ヘンシェル。1947年に行なわれたノア兄弟のホノルル訪問は,ハワイに宣教者を送るきっかけとなった
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