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地獄聖書に対する洞察,第1巻
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地獄
(じごく)(Hell)
地獄という語は,ジェームズ王欽定訳(およびカトリックのドウェー訳,また大多数の古い翻訳)の中で,ヘブライ語シェオールおよびギリシャ語ハーイデースの訳として用いられています。
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地獄聖書に対する洞察,第1巻
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クリスチャン・ギリシャ語聖書に出て来るハーイデースについては,どちらの翻訳も,10回すべてをそのまま音訳しましたが,どちらの訳ともギリシャ語のゲエンナ(英語,Gehenna)のほうをすべて「地獄」とし,この点,他の多くの現代訳と同じになっています。
ヘブライ語とギリシャ語のこれらの原語の訳語として「地獄」という語を用いることに関し,「バインの旧新約聖書用語解説辞典」(1981年,第2巻,187ページ)は次のように述べています。「ハデス……これは旧約[聖書]の『シェオル』に相当する。欽定訳の旧約[聖書]および新約[聖書]で,この語は残念なことに『地獄』と訳されている」。
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