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ホンジュラス1993 エホバの証人の年鑑
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フティカルパ会衆のフリオ・メンドーサの場合は,巡回監督の中でも珍しいケースです。1970年にバプテスマを受けたこの兄弟は,1977年に特別開拓者になり,間もなく巡回監督の訓練を受けて1980年に巡回奉仕を始めました。何がそんなに珍しかったのでしょうか。それは,旅行するのが町であろうと孤立した地域であろうと,妻のデュニアと小さな娘エスターが一緒だったことです。田舎の家の多くは部屋が一つしかなく,人々はそこで生活し,眠り,料理をしました。フリオの家族は何度もそうした部屋で主人役の家族と一緒に過ごしましたが,同じ部屋に鶏や七面鳥や山羊がいたこともあります。ある時,フリオの家族は川を渡ることができなくて,利用できる唯一の寝場所で一夜を過ごさなければなりませんでした。一つのハンモックに3人で寝たのです。
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ホンジュラス1993 エホバの証人の年鑑
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[184ページの図版]
巡回監督のフリオ・メンドーサと,妻のデュニアと娘のエスター
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