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ハンガリー1996 エホバの証人の年鑑
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公開の大会
1950年代初頭にエホバの証人の大規模な逮捕があってからは,証人たちのだれにとっても,大規模な大会に出席するのは大変難しいことでした。兄弟たちの中には,1963年に開かれた一連の「永遠の福音」大会の場合のように,海外で開かれる大きな集まりに何とか出席する人もありました。さらに,1978年から1988年までは,限られた人数のハンガリーの代表が,地域大会のプログラムをオーストリアで,しかも自国語で聴くこともできました。そのほかの証人たちは,本国の森の中で ― 最初は非公認の状態で,1986年以降は当局者の承諾のもとに ― 集まりました。
しかし1989年にエホバの証人が法的認可を得てからは,公の大会が速やかに組織されました。禁令が解かれた次の月に,ブダペスト・スポーツホールで開かれた「敬虔な専心」地域大会には9,073人が出席しました。翌年には,ブダペストだけではなく,デブレツェン,ミシュコルツ,ペーチでも大会が開かれました。
1991年には,ハンガリー最大の競技場であるネープ競技場で初めての国際大会が開かれ,4万601人がそこに集まって温かい兄弟愛を味わいました。統治体の代表者,ジョン・E・バー,ミルトン・G・ヘンシェル,セオドア・ジャラズ,カール・F・クラインは,建設的な話を行なって,ハンガリーの兄弟たちや35か国からの訪問者たちを励ましました。
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ハンガリー1996 エホバの証人の年鑑
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[108,109ページの図版]
1986年の“森林大会”から,1991年に首都のネープ競技場で開かれた国際大会へ
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