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「見よ,わたしは……いつの日もあなた方と共にいるのです」ものみの塔 2013 | 7月15日
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13. 啓示 18章7節は,キリスト教世界を含め,娼婦つまり大いなるバビロンの現在の態度について,何を明らかにしていますか。
13 三つ目は,泣き悲しんだり歯ぎしりしたりすることです。み使いたちが雑草を束ねた後,どんなことが起こるでしょうか。イエスは雑草級の状況について,「そこで彼らは泣き悲しんだり歯ぎしりしたりする」と述べています。(マタ 13:42)実際に今そうなっているでしょうか。いいえ。娼婦の一部であるキリスト教世界は今も,「わたしは女王として座す。やもめなどではない。嘆きを見ることは決してない」と言っています。(啓 18:7)キリスト教世界は,自分たちには大きな権威があると感じており,政治指導者層の上に「女王として座」している,とさえ考えているのです。現在,雑草で表わされる者たちは誇り高ぶっており,泣き悲しんではいません。しかし,その状況は間もなく変わります。
キリスト教世界と政治指導者たちの密接な関係は,間もなく終わる(13節を参照)
14. (イ)偽のクリスチャンはいつ,またなぜ「歯ぎしり」しますか。(ロ)マタイ 13章42節の調整された理解は,詩編 112編10節の言葉とどのように調和していますか。(注記を参照。)
14 大患難において偽りの組織宗教すべてが滅ぼされた後,信者だった者たちは,安全な隠れ場所を求めて逃げますが,見つかりません。(ルカ 23:30。啓 6:15-17)そして,滅びから逃れる道はないと悟り,絶望のうちに泣き悲しみ,憤って「歯ぎしり」します。彼らはその時,イエスの予告どおり「嘆きのあまり身を打ちたたき」ます。e ―マタ 24:30。啓 1:7。
15. 雑草はどうなりますか。そのことはいつ起きますか。
15 四つ目は,炉の中に投げ込まれることです。雑草の束はどうなりますか。み使いたちは「それを火の燃える炉の中に投げ込みます」。(マタ 13:42)これは,完全な滅びを意味します。ですから,偽りの宗教組織の信者だった者たちは,大患難の最終部分であるハルマゲドンで滅ぼされます。―マラ 4:1。
16,17. (イ)イエスの例えに示されている五つ目の出来事は何ですか。(ロ)その出来事は将来に成就すると,なぜ言えますか。
16 五つ目は,明るく輝くことです。イエスは預言の結びに,「その時,義人たちはその父の王国で太陽のように明るく輝く」と言われました。(マタ 13:43)いつ,どこで輝くのでしょうか。この言葉はこれから成就します。イエスは,今地上で行なわれている活動ではなく,将来に天で生じる事柄を予告していたのです。f そう言える二つの理由があります。
17 一つ目の理由には,時が関係しています。イエスは,「その時,義人たちは……輝く」と述べました。今ある証拠からすれば「その時」とは,イエスがそのすぐ前で述べた出来事が生じる時のことです。つまり『雑草が火の燃える炉の中に投げ込まれる』時です。これは,大患難の最終部分に生じます。ですから,油そそがれた者たちが「明るく輝く」ことも,将来のその同じ時期に生じるに違いありません。二つ目の理由には,場所が関係しています。イエスは,義人たちは「王国で……輝く」と述べました。これはどういう意味でしょうか。大患難の最初の部分が終わった時点でまだ地上にいる忠実な油そそがれた者たちは皆,最終的な証印をすでに押されています。次いで,イエスの預言が示すとおり,天に集められます。(マタ 24:31)彼らはその場所で,「その父の王国で」輝くのです。そしてハルマゲドンの戦いの後,間もなくして「子羊の結婚」におけるイエスの喜ばしい花嫁の一部となります。―啓 19:6-9。
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「見よ,わたしは……いつの日もあなた方と共にいるのです」ものみの塔 2013 | 7月15日
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e 14節: マタイ 13章42節の理解が調整されました。以前の出版物では,偽クリスチャンは「王国の子たち」により自分たちが「邪悪な者の子たち」であることを暴露され,幾十年もの間「泣き悲しんだり歯ぎしりしたり」してきた,とされていました。(マタ 13:38)しかし,歯ぎしりするという考えは滅びと関連していることに注目すべきです。―詩 112:10。
f 16節: ダニエル 12章3節は,「洞察力のある者[油そそがれたクリスチャンたち]は大空の輝きのように照り輝く」と述べています。彼らはまだ地上にいる間に,宣べ伝える活動に参加することによって照り輝きます。しかし,マタイ 13章43節は,彼らが天の王国で明るく輝く時のことを述べています。以前わたしたちは,これら二つの聖句はいずれも,宣べ伝える活動に言及していると考えていました。
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