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例えを使って教えるこれまでに生存した最も偉大な人
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まず初めに,イエスは種をまく種まき人の話をされます。幾つかの種は道端に落ちて鳥に食べられてしまいます。ほかの種は岩地に落ちます。根が深くないので,新芽は焼けつくような太陽のもとで枯れてしまいます。さらにほかの種はいばらの間に落ちますが,いばらが伸びてそれをふさいでしまいます。最後に,幾らかの種は良い土に落ちて百倍の実を結び,あるものは六十倍,あるものは三十倍の実を結びます。
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例えを使って教えるこれまでに生存した最も偉大な人
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弟子たちが理解することを望んだので,イエスは彼らに種まき人の例えの意味を説明されます。
「種は神の言葉です」と,イエスは言われます。土とは心のことです。道端の堅い土の上にまかれた種については,「悪魔がやって来て,信じて救われることがないようにその心からみ言葉を取り去るのです」と説明されます。
一方,岩塊の上の土にまかれた種とは,喜んでみ言葉を受け入れる人の心のことです。ところが,み言葉はそうした心には根を深く下ろせないので,その人たちは試みや迫害の時期が来ると離れ去ってしまいます。
さらにイエスは,いばらの間に落ちた種とは,み言葉を聞いた人のことだと言われます。しかしこの人たちは,生活上の思い煩いや富や快楽に心を奪われます。ですからすっかりふさがれてしまい,何も完成しません。
最後にイエスは,りっぱな土の上にまかれた種について語られます。これは,りっぱな良い心でみ言葉を聞いたのち,それをしっかり保ち,耐え忍んで実を結ぶ者のことです。
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