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仏教 ― 神なしに行なわれる悟りの探求神を探求する人類の歩み
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仏陀が最初に説いた時の仏教は,不滅の魂の存在を否定し,個人のことを「肉体的,ならびに精神的な力,もしくはエネルギーの結合したもの」とする点で,ヒンズー教と異なっています。c とはいえ,仏教の教えは依然として,人類はすべて無数の再生(サンサーラ)を繰り返しながら,生存から生存へとさすらい,過去と現在の行為の結果(カルマ)に苦しめられるという考え方を中心にしています。
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仏教 ― 神なしに行なわれる悟りの探求神を探求する人類の歩み
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c 無我(アナタ)などの仏教の教理では,不変もしくは永遠の魂の存在は否定されます。しかし今日,大抵の,それも特に極東の仏教徒は不滅の魂の転生を信じています。先祖崇拝を行なったり,死後の地獄の責め苦を信じたりしていることは,その点を明らかに証明しています。
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