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その1 ― 地の最も遠い所にまで証人となるエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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しかし同じころ,トラバンコール州(ケララ州)のA・J・ジョセフがアドベンティスト派の著名な人に手紙で質問したところ,返事として「聖書研究」が1巻送られて来ました。ジョセフは三位一体に関する自分の質問に対する満足のゆく聖書からの答えをその本の中に見いだしました。やがて彼と何人かの家族はインド南部の水田やココナツ農園に出かけて行って,新たに見いだした信仰を伝えました。1912年のラッセル兄弟の訪問の後にジョセフ兄弟は全時間奉仕を始め,鉄道や牛車やはしけや徒歩で旅行し,聖書文書を配布しました。彼の公開講演はたいてい僧職者やその信者たちによって中断されました。クンダラでは,ある“クリスチャン”の僧職者が信者たちを使ってそうした集会を中断させ,ジョセフ兄弟に動物の糞を投げつけさせていました。するとそこへ,影響力のあるヒンズー教徒の紳士が,一体何の物音だろうと見に来ました。その紳士が僧職者に向かって,「それが,クリスチャンのためにキリストが残された模範なのですか。それとも,あなたがしていることはイエスの時代のパリサイ人の行ないに似ていますか」と言うと,僧職者は退散しました。
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その1 ― 地の最も遠い所にまで証人となるエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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[421ページの地図/図版]
インドのA・J・ジョセフと娘のグレイシー。グレイシーは後にギレアデで訓練を受けた宣教者として奉仕した
[地図]
(正式に組んだものについては出版物を参照)
インド
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