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アイルランド1988 エホバの証人の年鑑
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司祭たちによる虚言と広範囲に及ぶ敵意は,1948年にコーク市でメトカフ兄弟と仲間のチャフィン兄弟が暴徒に襲われた時,ついに頂点に達しました。
コークでの暴徒による暴力行為
ある時,チャフィン兄弟が野外奉仕をしていると,けんか腰の女性の一団に取り囲まれました。女性たちは,共産主義者だと言って兄弟を非難し,激しく攻撃し始めました。憤ったそれらの暴徒たちを説得できる見込みはなかったので,チャフィン兄弟は近くを通りかかったバスに乗って逃げようとしました。ところが,バスの乗務員も兄弟を襲うことに加わりました。石を投げつけて攻撃する者もいれば,「薄汚い共産主義者め!」とか,「こいつを川に投げ込んでしまえ!」と叫ぶ悪漢たちもいました。しかしついにチャフィン兄弟は,高い塀で囲われた司祭の住居の敷地の中に身を隠して,追跡者たちから逃れました。
一方,メトカフ兄弟は自転車で逃げようとしましたが,同じ暴徒たちに捕まってしまいました。暴徒たちは兄弟を殴ったり蹴ったりして,兄弟の文書を街路にまき散らしました。メトカフ兄弟にとって幸いだったのは,警察官がたまたま通りかかり,両者の間に入って暴徒を解散させたことでした。「あの人がちょうどその時に現場に現われて攻撃をやめさせたのは,エホバの導きだと思いました」と,メトカフ兄弟は述べています。
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アイルランド1988 エホバの証人の年鑑
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四人の特別開拓者はドロエダの町に派遣された際,銃で脅されたうえ,乱暴な暴徒に襲われました。
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