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「良い地」の1年ものみの塔 2007 | 6月15日
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エルサレムの西の沿岸平野が始まる辺りに,ゲゼルという都市があります。聖書にも出てくるこの都市の遺跡から,1908年にとても興味深いものが発見されました。西暦前10世紀以降のものと思われる,石灰岩の小さな書き板が出土したのです。そこには古代ヘブライ語による手書きの文字が記されていました。それは,1年間に行なわれる様々な農作業を簡単に記したものと考えられています。この書き板はゲゼルの暦として知られるようになりました。
末尾には,アビヤという署名があります。考古学者の全員とまではいきませんが,かなりの人がこれを,学齢期の男の子が練習用に書いた詩とみなしています。a
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「良い地」の1年ものみの塔 2007 | 6月15日
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a ゲゼルの暦に出てくるいろいろな月の呼称は,聖書中で一般に用いられている呼称と完全に一致するわけではありません。さらに,約束の地での農作業は,場所によって実施時期が少し異なっていたかもしれません。
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