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軍隊聖書に対する洞察,第1巻
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イスラエル人 その時から400年余の後,イスラエル国民はエジプトを去りました。大急ぎであったとはいえ,よく組織された「戦闘隊形」を組んで出て行きました。恐らく,本隊に前衛,後衛,両翼という五部編制の軍隊のようだったのでしょう。(出 6:26; 13:18)後を追ったエジプト人の軍隊は,「より抜きの兵車六百両とエジプトの他のすべての兵車」から成っていました。各兵車には普通,3人の兵士が乗り組み,一人は馬を御し,二人が戦いました。その二人は弓を射る者であったと思われます。エジプト人のおもな攻撃用の武器は弓だったからです。彼らのあとに騎兵が進みました。(出 14:7,9,17)ヨセフス(ユダヤ古代誌,II,324 [xv,3])によれば,ヘブライ人は「兵車600両ならびに騎手5万人,および20万を数える重装備の歩兵に後を追われ」ました。―「副官」を参照。
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