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地上最古の区域で挑戦に応じるものみの塔 1989 | 7月15日
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挑戦に応じる
1,800年余りにわたる中断の後,1913年に,この地で王国を宣べ伝える業が小規模に再開されました。その年,聖書に関心を持つ若い男性が,エルサレムの北約16㌔のところにあるラームアッラーで王国の種をまき始めました。そこから良いたよりは,ベイト・ジャラとハイファにあるアラブ人居住区に広まりました。第二次世界大戦のすぐ後,以前はユダヤ教徒だった二人のエホバの証人の姉妹たちが,テルアビブヤファ地方で業を再開させました。今日では,ハイファ,テルアビブ,ベツレヘム,ラームアッラー,ロド,そしてベエル・シェバ地方で奉仕している,エホバの証人の六つの会衆と二つの群れがあります。
19世紀前と同様,家から家の宣教は,今日でも,良いたよりに関心を持つ人々を見いだす最も効果的な方法です。(ルカ 8:1。使徒 5:42と比較してください。)実際,他の幾つかの国と比べてみると,この国でのそのような方法による証言は喜びをもたらしています。概して,人々はわたしたちの音信について知りたがり,王国伝道者を招き入れて話し合いを行ないます。そうした好奇心が示される結果,雑誌や他の聖書文書を配布できることがよくあります。そうした出版物は,隣近所で回し読みされることも多く,結果として,聖書の真理を学ぶ人が出ることになります。
しかし,この同じ好奇心が,新しい人の心にまかれた真理のもろい種にとって,しばしば脅威となります。(マタイ 13:20,21)近所の人や友人,そして特に宗教指導者たちは,あらゆる手を尽くして,王国の音信に関心を示す人に圧力をかけ,嘲笑を浴びせ,脅しをかけ,場合によっては身体的な虐待を加えます。その結果,職を失った人もいれば,友人や家族との関係を完全に断たれた人もいます。堅く立って,エホバの証人になる人は,火のような反対に耐えなければなりません。―ヨハネ 9:22と比較してください。
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地上最古の区域で挑戦に応じるものみの塔 1989 | 7月15日
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王国の実が生み出される
この最古の証言区域における様々な挑戦をものともせずに,「み言葉を聞いて,その意味を悟る」人々は,確かにこの畑で実を生み出しています。(マタイ 13:23)「真理に飢え渇き,義を愛し,文字通りそれを探し求めている人々がいるのです」と,熟練したある全時間奉仕者は述べました。「そうした人々は他の人からの意見や圧力には影響されません。真理を学ぶ機会が訪れると,すぐにそれをとらえます」。多くの経験がこの点を裏書きしています。
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