ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 聖書の11番目の書 ― 列王記第一
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 13 レハベアムがその統治をはじめた時,その王国にはどのように分裂が生じますか。ヤラベアムはどのようにしてその王権を確保しようとしますか。

      13 王国は分裂する(12:1-14:20)。ヤラベアムはエジプトから戻り,民と共に上って行き,ソロモンが彼らに課したすべての重荷を軽減するようレハベアムに頼みます。レハベアムはイスラエルの長老たちの賢明な助言の代わりに,若者たちの言うことに聞き従い,その苦難を増大させます。イスラエルは反乱を起こし,ヤラベアムを北の10部族の王とします。ただ,ユダとベニヤミンを残すのみとなったレハベアムは,軍勢を集めて反抗者たちと戦おうとしますが,エホバの命令に従って帰って行きます。ヤラベアムはシェケムを自分の首都として築きますが,それでもなお不安に感じます。彼は,民がエホバを崇拝するためにエルサレムに戻って,再びレハベアムのもとに行きはしまいかと恐れます。そうさせないようにするため,彼はダンとベテルにそれぞれ金の子牛を立て,レビ族からではなく,一般の民の間から祭司たちを選んで,崇拝を指導させます。d

      14 ヤラベアムの家に対してどんな預言的な警告が知らされますか。どんな逆境が生じるようになりますか。

      14 ヤラベアムがベテルに設けられた祭壇で犠牲をささげている時,エホバは一人の預言者を遣わして,偽りの崇拝のためのその祭壇に対して強硬な措置を取る,ヨシヤという名の王をダビデの家系から起こすことを警告されます。その一つの異兆として,祭壇はその時,その場で二つに裂けます。その預言者自身は,任務を帯びている間は食べたり飲んだりしてはならないというエホバの指図に従わなかったため,1頭のライオンによって殺されます。今や,逆境がヤラベアムの家に災いをもたらしはじめます。エホバからの裁きとしてその子供は死に,神の預言者アヒヤは,イスラエルで偽りの神々を立てたその大いなる罪のゆえにヤラベアムの家が完全に断たれることを予告します。ヤラベアムは22年間統治した後に死に,その子ナダブが彼に代わって王となります。

  • 聖書の11番目の書 ― 列王記第一
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 16 今や,イスラエルではどんな不穏な出来事が生じますか。それはどうしてですか。

      16 イスラエルで: ナダブ,バアシャ,エラ,ジムリ,ティブニ,オムリ,およびアハブ(15:25-16:34)。何という邪悪なやからなのでしょう。バアシャはわずか2年間治めたばかりのナダブを暗殺し,ヤラベアムの全家を完全に根絶やしにします。彼は偽りの崇拝を続け,ユダとの戦いを続けます。エホバはヤラベアムの家に対して行なった通りに,バアシャの家を完全に一掃することを予告されます。バアシャが24年間治めた後,その子エラが跡を継ぎますが,彼は2年後,その僕ジムリによって暗殺されます。ジムリは王座を奪うとすぐ,バアシャの家のすべての者を討ち倒します。人々はそれを聞くと,軍の長オムリを王として,ジムリの首都ティルツァに攻め上ります。ジムリは見込みがなくなったのを見ると,我が身の上に王の家を焼いて,自分も死にます。今度はティブニが対抗する王として治めようとしますが,しばらくして,オムリの追随者たちに圧倒され,殺されます。

      17 (イ)オムリの治世はどんなことで知られていますか。(ロ)アハブの治世中に,真の崇拝はどうして衰微の極に達しますか。

      17 オムリはサマリアの山を買い,そこにサマリア市を建てます。彼はすべてヤラベアムの道を歩み続け,偶像崇拝を行なってエホバを怒らせます。実際,オムリは彼より前のほかのすべての者に勝って悪い王です。12年治めた後にオムリは死に,その子アハブが王となります。アハブはシドンの王の娘イゼベルと結婚し,サマリアにバアルのための祭壇を立てます。アハブの邪悪さは彼より前のすべての王の邪悪さをしのいでいます。ベテル人ヒエルがその長子と末の子を失ってエリコの都市を再建したのはこのころのことです。真の崇拝は衰微の極に達します。

      18 エリヤはイスラエルでどんな宣告を述べて,預言の業を始めますか。彼はイスラエルが問題に陥っている真の理由を,どのように正確に指摘しますか。

      18 イスラエルにおけるエリヤの預言の業(17:1-22:40)。突然,エホバからの一人の使者が登場します。それはティシュベ人エリヤです。e アハブ王に対する次のようなエリヤの宣告の冒頭の言葉はまさに驚くべきものです。「わたしがまさしくその前に立っているイスラエルの神エホバは生きておられます。わたしの言葉の命令によらなければ,ここ何年間かは露も雨もないでしょう!」(17:1)同様に突如として,エリヤはエホバの命令に従ってヨルダンの東の渓谷に退きます。干ばつがイスラエルに生じますが,渡りがらすがエリヤのもとに食物を運びます。その渓谷の水流が干上がると,エホバはその預言者をシドンのザレパテへ派遣して,そこに住まわせます。あるやもめがエリヤに親切を示したので,エホバはそのやもめのわずかな麦粉と油の蓄えを奇跡的に保持させて,彼女とその息子は飢え死にを免れます。後日,その息子は病気になって死にますが,エリヤが嘆願すると,エホバはその子供の命を回復させます。次いで,干ばつの3年目に,エホバは再びエリヤをアハブのもとに派遣されます。アハブは,イスラエルをのけ者にならせているとしてエリヤを非難しますが,バアルに従っているがゆえに「あなたとあなたの父の家がそうしたのです」と,エリヤは大胆にアハブに告げます。―18:18。

      19 神性に関する争点はどのように明示され,エホバの至上権はどのように立証されますか。

      19 エリヤはバアルの預言者たちを皆カルメル山に集めるようアハブに求めます。もはや二つの意見の間でふらつくことはできなくなります。争点が明示されます。すなわち,エホバかバアルかという問題です! 民すべての前で,バアルの450人の祭司たちは1頭の雄牛を整え,それを祭壇の薪の上に置き,火を下らせてその供え物を焼き尽くすよう祈ります。彼らは朝から昼まで,エリヤの嘲弄の言葉を浴びながら,むなしくバアルを呼びます。彼らは絶叫したり,身を傷つけたりしますが,何の答えもありません! 次に,ただ一人の預言者エリヤがエホバの名によって一つの祭壇を築き,犠牲をささげるための薪と雄牛を整えます。それから,民にその供え物と薪に3度水を掛けてびしょぬれにさせます。それから,彼はエホバにこう祈ります。「私に答えてください。エホバよ。私に答えてください。この民が,エホバなるあなたこそまことの神であ(る)ことを知るようにしてください」。すると,天から火がきらめき,その供え物と薪と祭壇の石と塵と水とを焼き尽くします。民は皆それを見ると,直ちに顔を伏せてひれ伏し,「エホバこそまことの神です! エホバこそまことの神です!」と言います。(18:37,39)バアルの預言者たちは死刑に値します! エリヤは自らその殺害を引き受けるので,だれひとり逃れることはありません。それから,エホバは雨を与えて,イスラエルの干ばつを終わらせてくださいます。

      20 (イ)エホバはホレブでどのようにしてエリヤに現われますか。どんな指図と慰めをお与えになりますか。(ロ)アハブはどんな罪をおかし,どんな犯罪を行ないますか。

      20 バアルが辱められたという知らせがイゼベルのもとに届くと,彼女はエリヤを殺させようとします。恐れたエリヤは,従者と共に荒野に逃げ,エホバはこれをホレブに導かれます。エホバはそこで,風や震動や火の中で華々しい仕方ではなく,「穏やかな低い声」をもってエリヤに現われます。(19:11,12)エホバはハザエルをシリアの王,エヒウをイスラエルの王,またエリシャをエリヤの代わりの預言者として,それぞれ油そそぐよう彼に命じます。エホバはイスラエルの7,000人の者がバアルに身をかがめなかったという知らせをもってエリヤを慰めます。それから,エリヤは早速自分の職服をエリシャの上に投げかけて,彼に油をそそぎます。さて,アハブはシリア人に対して二つの勝利を得ますが,彼らの王を殺さずにこれと契約を結んだことでエホバから叱責されます。それから,ナボテの事件が起こります。アハブはナボテのぶどう園を自分のものにしたいと考えます。イゼベルは偽りの証人によってナボテを罪に陥れ,処刑させるので,アハブはそのぶどう園を奪うことができるようになります。何という許し難い犯罪なのでしょう。

      21 (イ)エリヤはアハブとその家に,またイゼベルにどんな最期を宣告しますか。(ロ)アハブの死に際してどんな預言が成就しますか。

      21 再びエリヤが現われます。彼はアハブに,ナボテが死んだ所で,犬がアハブの血をもなめ尽くすことになり,その家はヤラベアムやバアシャの家のように完全に滅ぼし絶やされることを告げます。犬はエズレルの小地所でイゼベルを食らい尽くすことになります。こう記されています。「例外なく,だれひとりとして,身を売ってエホバの目に悪いことを行なったアハブのような者はいなかった。その妻イゼベルが彼を唆したのである」。(21:25)しかし,アハブはエリヤの言葉を聞くと,へりくだったので,その災厄は彼の時代ではなく,その息子の時代に臨むことになるとエホバは言われます。さて,アハブはシリアに対する戦いでユダの王エホシャファトと協力し,エホバの預言者ミカヤの助言に反して戦いに出かけて行きます。アハブは戦いの際に受けた傷がもとで死にます。その戦車がサマリアの池の傍らで洗われるとき,エリヤが預言した通り,犬がその血をなめ尽くします。やがて,その子アハジヤが彼に代わってイスラエルの王となります。

      22 ユダのエホシャファトとイスラエルのアハジヤの治世はそれぞれ何によって特色づけられていますか。

      22 ユダではエホシャファトが治める(22:41-53)。アハブに同伴してシリアとの戦いに加わったエホシャファトは,その父アサのようにエホバに対して忠実な人ですが,偽りの崇拝の行なわれる高き所を完全に一掃するまでには至りません。彼は25年間支配した後に死に,その子エホラムが王となります。北のイスラエルでは,アハジヤがその父の歩みに従って,バアル崇拝を行ない,エホバを怒らせます。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする