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聖書の30番目の書 ― アモス書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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5 考古学はアモス書の記録をどのように確証していますか。
5 アモスは,そのぜいたくな生活のゆえにイスラエルを非としました。富裕な人々は貧しい人々からだまし取って,自分たちの「象牙の家」を建て,その中で豪勢な酒食にふけっていたからです。(アモス 3:15; 5:11,12; 6:4-7)考古学者はこのような繁栄の証拠となるものを掘り出しました。発掘されたサマリアの遺跡で,数多くの象牙の品が見つかりました。「聖地の考古学的発掘調査百科事典」はこう述べています。「次のような二つの主要なグループを見分けることができる。1. 高浮き彫りの飾り板…… 2. 宝石,色ガラス,金ぱくその他の挿入物で装飾を施された浅浮き彫りの飾り板。……象牙のものはフェニキア人の工芸品と考えられており,多分,イスラエル人の王たちの宮殿の家具の象眼細工として使われたと思われる。聖書はアハブの建てた『象牙の家』(列王第一 22:39)やアモスの戒めの言葉の中に出てくる,サマリアにおけるぜいたくな生活を象徴する『象牙の寝床』に言及している(6:4)」。a
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聖書の30番目の書 ― アモス書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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アモスは特にサマリアに住んで,ぜいたくを愛していた奪略者たちに対してまさしく預言します。エホバは彼らをその華やかな寝いすから引き離し,彼らの象牙の家は滅びうせます。
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