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創造者はご自身について啓示される ― わたしたちの益のために!あなたのことを気づかう創造者がおられますか
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意味深い点として,エホバは熱心な預言者たちを遣わして,そのような状況をご自分がどのように見ているかを宣明させました。d エレミヤはエホバの言葉をこう伝えました。「あなた方の父祖たちがエジプトの地を出た日から今日に至るまで……わたしはあなた方に預言者であるわたしのすべての僕を遣わしつづけた。毎日早く起きては彼らを遣わした」。しかし,民は神に耳を傾けず,父祖たちにもましてよこしまに行動したのです。(エレミヤ 7:25,26)神は彼らに繰り返し警告を与えました。「その民……に同情を覚えられたから」です。それでも,彼らはこたえ応じようとしませんでした。そのため神は,西暦前607年,バビロニア人がエルサレムを壊滅させ,その地を荒廃させるのを許しました。70年の間,その地は見捨てられたままになりました。―歴代第二 36:15,16。エレミヤ 25:4-11。
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創造者はご自身について啓示される ― わたしたちの益のために!あなたのことを気づかう創造者がおられますか
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神殿はついに再建されましたが,エルサレムは哀れな状況にありました。その城壁や城門は崩れたままでした。そのため神は,例えばネヘミヤを起こして,ユダヤ人を励まし,組織させました。ネヘミヤ記の9章に記された祈りは,イスラエル人に対するエホバの取り計らいをよく要約しています。それはエホバについて,『許すことをなさる神,慈しみ深くて憐れみ深く,怒るのに遅くて愛ある親切に富んでおられる』と述べています。その祈りは,エホバがご自身の完全な公正の規準にしたがって行動されることも示しています。その力を行使して裁きを執行すべきもっともな理由のある時にも,愛をもって公正を和らげようとされます。平衡を取りつつ実に見事なかたちでこれを行なうには知恵が求められます。確かに,イスラエル国民に対する創造者の取り扱い方は,わたしたちを創造者に引き寄せ,そのご意志を行ないたいという動機を抱かせるはずです。
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