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エホバ聖書から論じる
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ドウェー訳: 出エジプト記 6章3節の脚注はこう述べています。「わたしの名,アドーナーイ。ヘブライ語本文にあるこの名は,神のあの極めて固有な名であり,これは神が独立的に存在する,永遠者であることを表わしており(出エジプト 3:14),ユダヤ人は崇敬の念ゆえに決してこの名を発音しないのである。しかし,発音する代わりに,聖書の中でその名が出て来るところではいつも,ユダヤ人はこれをアドーナーイと呼んでいるが,これは主を意味する。それゆえ,彼らはアドーナーイという名称に付けられている符号つまり母音を,あの口にすべからざる名の四つの文字,つまりヨード,ヘー,ワーウ,ヘーに付けているのである。ゆえに,現代のある人々が,ユダヤ人にせよクリスチャンにせよ,古代の人々がだれも知らなかったエホバという名を考案したのである。ヘブライ語本文にあるこの名は長い間用いられなかったため,その本当の発音は今では全く分からなくなってしまった」。
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エホバ聖書から論じる
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新アメリカ聖書: 出エジプト記 3章14節の脚注では,「ヤハウェ」の形のほうがよいと指摘されていますが,この名は訳文には出ていません。聖ヨセフ版の付録,「聖書辞典」の「主」および「ヤハウェ」の項参照。
エルサレム聖書: 四文字語<テトラグラマトン>はヤハウェと音訳されており,この形で最初に出て来る箇所は創世記 2章4節です。
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