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エレミヤ書の目立った点ものみの塔 2007 | 3月15日
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エホバの言葉は生きている
エレミヤ書の目立った点
エレミヤが自分の民にふれ告げた大変災に関する知らせは,衝撃を与えたに違いありません。3世紀余りも崇拝の中心であった壮麗な神殿は焼け落ち,エルサレムの都とユダの地は荒廃し,その住民はとらわれの身になる,というのです。聖書中で二番目に長いエレミヤ書には,そのような裁きの布告が収められています。そこには,エレミヤが67年ものあいだ宣教を忠実に行なって個人的に経験した事柄も含まれています。内容は年代順ではなく,項目別に並べられています。
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エレミヤ書の目立った点ものみの塔 2007 | 3月15日
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「わたしの民の行なった二つの悪事」
エレミヤは,ユダの王ヨシヤの統治の第13年に預言者として任命されました。エルサレムが滅びる西暦前607年の40年前のことです。(エレミヤ 1:1,2)エレミヤの布告は,その大部分がヨシヤの統治の後半の18年間に発せられたもので,ユダの悪を暴露し,ユダに対するエホバの裁きを宣告しています。エホバはこう言われます。「わたしはエルサレムを石の山……とする。わたしはユダの諸都市を住む者のいない荒れ果てた所とする」。(エレミヤ 9:11)なぜでしょうか。「わたしの民の行なった二つの悪事があるからである」と,エホバは述べておられます。―エレミヤ 2:13。
この音信には,悔い改めた残りの者の回復に関する事柄も含まれています。(エレミヤ 3:14-18; 12:14,15; 16:14-21)しかし,音信を伝えたエレミヤは歓迎されません。「エホバの家の主任事務官」によって打たれ,一晩じゅう足かせ台につながれます。―エレミヤ 20:1-3。
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