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だれが本当の使者かを明らかにするものみの塔 1997 | 5月1日
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2 イスラエル人の時代,使者たちの間にどんな対立がありましたか。
2 イザヤもエゼキエルも,自分はエホバ神の使者であるととなえました。そのとおりでしたか。調べてみましょう。イザヤは,西暦前778年ごろから西暦前732年のしばらく後まで,エルサレムで預言を行ないました。エゼキエルは西暦前617年にバビロンへ流刑になり,その地のユダヤ人同胞に対して預言を行ないました。それらの預言者はいずれも,エルサレムが滅ぼされることを大胆に告げ知らせました。ほかの預言者たちは,神はそのようなことを生じさせたりはしないと唱えました。どちらが本当の使者だったでしょうか。
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だれが本当の使者かを明らかにするものみの塔 1997 | 5月1日
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5,6 偽りの使者が多い中でイザヤはどのように真の預言者として立証されましたか。
5 イザヤについては,エルサレムに関して彼の伝えた神からの音信はすべて真実となりました。西暦前607年の夏,バビロニア人はエルサレムを滅ぼし,ユダヤ人の残りの者をとりこにしてバビロンへ連行しました。(歴代第二 36:15-21。エゼキエル 22:28。ダニエル 9:2)偽預言者たちはこうした災いを見て,神の民にむなしい言葉を浴びせるのをやめたでしょうか。いいえ,偽りを述べる使者たちはそれを続けたのです。
6 加えて,流刑の身にあったイスラエル人は,バビロンの自慢好きの易者,占い師,占星術者たちの影響にもさらされました。しかしエホバは事を逆の結果にならせて,それら偽りの使者すべてが挫折を味わう愚か者であることを証明されました。やがてエホバは,エゼキエルがイザヤと同じようにご自分の真の使者であることを示されました。そして,彼らを通して語った言葉すべてを成就させました。次のように約束しておられたのです。「わたしは無意味な話をする者たちのしるしをくじいている。わたしは占い師に気違いのような振る舞いをさせる者,賢人を後戻りさせる者,彼らの知識をも愚かなものに変える者,自分の僕の言葉を真実とならせる者,自分の使者の計り事を完全に成し遂げる者(である)」― イザヤ 44:25,26。
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