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「気の毒だ,気の毒なことだ,大いなる都市よ」目ざめよ! 1994 | 3月8日
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二重の平和の所有?
「二重の平和の所有」という意味のエルサレムは,ユダヤ人と自称クリスチャンからは最も聖なる都市とみなされており,イスラム教徒からは(メッカとメディナに次いで)地上で3番目に聖なる場所とみなされています。
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「気の毒だ,気の毒なことだ,大いなる都市よ」目ざめよ! 1994 | 3月8日
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現代のイスラエルの国家は1948年に建国されました。1949年にエルサレムはイスラエルとヨルダンによって分割されました。しかし1967年の六日間戦争の際,イスラエル人は都市の東側部分を占領しました。それ以来,都市の近代化が行なわれていますが,一方では歴史的なものを保存する努力も払われています。1993年の時点で人口は50万人を超えていました。
世界の主要な三つの宗教がエルサレムを神聖な都市とみなしているため,宗教上の緊張が高まることもあります。「ユダヤ人とアラブ人の間のあらゆる争いの中で,エルサレムにかかわる争いは最も複雑で扱いにくい」とタイム誌は述べています。現在のところ,エルサレムの名前が約束している二重の平和が存在していることを示す証拠はほとんどありません。
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