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聖書の43番目の書 ― ヨハネによる書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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25 (イ)イエスは父への祈りの中で何を認めますか。(ロ)イエスはご自身とご自分の弟子たち,および彼らの言葉によって信仰を働かせる人々に関してどんなことを請い求めますか。
25 弟子たちのためのイエスの祈り(17:1-26)。イエスは祈りの中で父に対して次のことを認めます。「彼らが,唯一まことの神であるあなたと,あなたがお遣わしになったイエス・キリストについての知識を取り入れること,これが永遠の命を意味しています」。自分にゆだねられた業を地上で成し終えたイエスは,世が存在する以前に自分が持っていた栄光でいま父の傍らにおいて自分を栄光ある者としてくださるようにと祈り求めます。イエスは父のみ名を弟子たちに明らかに示しました。それで,「ご自身のみ名のために」彼らを見守ってくださるよう,み父に願い求めます。そして,彼らが世から取り去られることではなく,邪悪な者から守られること,そして真理のみ言葉によって彼らが神聖な者とされることを父に請い求めます。イエスは自分の祈りをさらに広げ,それら弟子たちの言葉を聞いてこれから信仰を働かせる人々すべてをもその中に含めます。「それは,彼らがみな一つになり,父よ,あなたがわたしと結びついておられ,わたしがあなたと結びついているように,彼らもまたわたしたちと結びついていて,あなたがわたしをお遣わしになったことを世が信じるためです」。またイエスは,そうした者たちもまた自分と共に天の栄光にあずかるようにと祈ります。イエスは彼らに父のみ名を知らせ,父の愛が彼らのうちに宿るようにしたからです。―17:3,11,21。
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