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宗教は政治に関わるべきかほかのトピック
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イエスは政治に関わったか
いいえ。イエスは政治に全く関わりませんでした。
イエスは政治的な権力を欲しがりませんでした。悪魔サタンから,「世界の全ての王国」を治める権利をあげようと言われた時,きっぱり断りました。(マタイ 4:8-10)a イエスのリーダーとしての素質に目を付けた人たちが,政治に参加させようとしたこともありました。聖書によれば,その時「イエスは,人々が自分を王にするために捕らえに来ようとしているのを知り,ただ独りで再び山に去って」いきました。(ヨハネ 6:15)民衆に言われるままになったりせず,政治には参加しませんでした。
イエスは政治問題について特定の意見を支持することはありませんでした。当時,ローマ政府に税を払う必要などないと言うユダヤ人たちがいました。ユダヤ人はイエスに意見を言わせようとしましたが,イエスはこの問題についてどちらかの立場に付くことはなく,「カエサルのものはカエサルに,しかし神のものは神に返しなさい」と言いました。(マルコ 12:13-17)こうして,カエサルつまりローマ政府の要求通りに税を払うべきであるものの,政府の権威は絶対的なものではなく,心を込めて崇拝し仕えるべきなのは神だけである,と教えました。(マタイ 4:10; 22:37,38)
イエスは,天から治める神の王国に期待を寄せるようにと教えました。(ルカ 4:43)神の王国が人間の政府に取って代わり,神がその王国によって世界を良くすることをイエスは知っていたので,政治に関わりませんでした。(マタイ 6:10。ダニエル 2:44)
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