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働く必要があるのはなぜですか偉大な教え手から学ぶ
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偉大な教え手は,遊んでいる子どもたちを見るのが好きでした。でも,地上に来る以前に,『わたしは優れた働き手として神のそばにいて,その前でつねに喜んだ』と言っておられます。イエスが天でエホバと一緒に働いていたことに注目してください。また,天におられた時,『わたしが親愛の情をいだく事柄は人の子らに関してであった』とも述べています。前にも学んだとおり,偉大な教え手はすべての人に深い関心をいだいていました。若い人に対してもそうでした。―箴言 8:30,31。
偉大な教え手は地上に来る以前,どんなことを楽しく行なっていましたか
イエスは子どものころ,遊んだと思いますか。― たぶん,遊んだでしょうね。でも,天で「優れた働き手」だったということは,地上でも働いたということでしょうか。― イエスは「大工の息子」と呼ばれました。また,「大工」とも呼ばれました。このことから何が分かりますか。― イエスを息子として育てたヨセフがイエスに仕事を教えたにちがいないということです。ですからイエスも大工になりました。―マタイ 13:55。マルコ 6:3。
イエスはどんな大工だったと思いますか。― 天では優れた働き手でしたから,地上でも優れた大工になったと思いませんか。― そのころの大工の仕事がどんなにたいへんだったか,考えてみてください。たぶんイエスも,出かけて行って木を切りたおし,材木にして家に運び,それでテーブルや長いすなどを作る必要があったでしょう。
イエスにとって,その仕事は楽しかったと思いますか。― 立派なテーブルやいすなど,人の役に立つ物を作れたら,うれしくなりませんか。― 聖書は,人が『自分の働きから喜びを得る』のは良いことだ,と言っています。働くことには,遊びからは得られない喜びがあります。―伝道の書 3:22。
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働く必要があるのはなぜですか偉大な教え手から学ぶ
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イエスは地上にいた間ずっと大工の仕事をしていたわけではありません。エホバ神はイエスに地上で特別な仕事をさせようと思っておられました。どんな仕事だったか分かりますか。― イエスはこう言いました。『わたしは神の王国の良いたよりを宣明しなければなりません。わたしはそのためにつかわされたからです』。(ルカ 4:43)イエスが人々に宣べ伝えた結果イエスを信じるようになった人が,イエスの語ったことをほかの人に伝えるということもありました。このさし絵にあるサマリアの女の人もそうしました。―ヨハネ 4:7-15,27-30。
イエスは地上におられた時,どんな二つの仕事をしましたか
イエスはその仕事をすることについてどう感じていたでしょうか。そうしたいという気持ちがあったと思いますか。― イエスはこう言っています。『わたしの食物とは,わたしをつかわした方のご意志を行ない,そのみ業をなし終えることです』。(ヨハネ 4:34)気に入った食べ物を食べるのは,どれくらい好きですか。― そう考えると分かりますね。イエスは神からあたえられた仕事がとても好きだったのです。
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