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ヨッパ ― 古代の有名な海港ものみの塔 1989 | 9月1日
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材木と一緒に来た労働者たちは,この模型によく似たフェニキアの船に乗っていたのかもしれません。それをよくご覧になりながら,エホバからニネベに行くよう命じられた預言者のヨナが反対方向に逃げて行ったことを思い出してください。「[ヨナ]はついにヨッパに下り,タルシシュへ行く船を見つけた。それで彼はその料金を払って,その中へ下りて行った。エホバの前から離れて彼らと共にタルシシュへ行こうとしてであった」。―ヨナ 1:1-3。
ヨナは,ヨッパからタルシシュ(恐らく古代のスペイン)までの長い航海ができる,海に適したこのタイプの貨物船に乗ったようです。恐らく彫刻の施された高い船首があって,その近くには石の錨がかかっていました。この模型にはありませんが,甲板には乗客やこぎ手がおり,荷物も幾らか置けました。甲板の下には船倉があり,そこにもたくさんの荷物が積み込まれたようです。ヨナはそこで眠り込んでいました。船は丈夫なビャクシンの板でできており,大きな亜麻布の帆をかける杉のマストがありました。両側には長いオール(バシャンのオーク材でできたものかもしれない)が並んでいます。船が海の中で激しいあらしに見舞われているところを想像してください。船員が自分たちの神に助けを叫び求めるのを聞いてください。ついに彼らは,自分たちの身を守るためにヨナを船の外に投げ出さざるを得なくなります。―エゼキエル 27:5-9。ヨナ 1:4-15。
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ヨッパ ― 古代の有名な海港ものみの塔 1989 | 9月1日
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[17ページの図版のクレジット]
Pictorial Archive (Near Eastern History) Est.
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