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「キリストの思い」を知るものみの塔 2000 | 2月15日
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12 ヨセフがイエスよりも前に亡くなったと思われることは,どんな点から分かりますか。このことはイエスにとってどんな意味があったはずですか。
12 長男であったイエスは,家族の面倒を見ることに関与したことでしょう。そう言えるのは特に,ヨセフがイエスよりも前に亡くなったと考えられるからです。b 「シオンのものみの塔」誌(英語),1900年1月1日号は,こう述べています。「伝承によれば,ヨセフはイエスがまだ若いころに亡くなり,イエスが大工の職を継いで一家を養ったとされている。聖書にはそれを裏づける証拠らしきものがある。イエス自身が大工と呼ばれ,イエスの母や兄弟たちのことが述べられていながら,ヨセフについては沈黙しているのである。(マルコ 6:3)……ゆえに,我らの主は[ルカ 2章41節から49節に記録されている]出来事が生じた時からバプテスマの時までの長い18年間を,生活の通常の務めを果たすために用いた可能性が高い」。マリアとその子どもたち ― イエスを含む ― は,愛する夫あるいは父親を亡くした時の痛みを知っていたものと思われます。
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「キリストの思い」を知るものみの塔 2000 | 2月15日
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b ヨセフに直接言及されている最後の箇所は,12歳のイエスが神殿で見つかった時の記述です。イエスが宣教を開始したころ,カナで催された婚宴にヨセフが出席していたとは述べられていません。(ヨハネ 2:1-3)西暦33年,杭につけられたイエスは,マリアの世話を愛する使徒ヨハネに託しました。ヨセフがまだ生きていたなら,そのようにはされなかったでしょう。―ヨハネ 19:26,27。
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