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ガリラヤ聖書に対する洞察,第1巻
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ヨセフスによれば,東の境界を成していたのはヨルダン川,およびガリラヤ湖とフーラ湖(今ではほとんど水が引いている)です。しかし,この境界線がそれほど厳密なものではない地域もあったかもしれません。北方でガリラヤと接していたのは,古代都市ケデシュ(ケダサ,キュダサ)の南に達していたティルスの領地です。(ユダヤ戦記,III,35-40 [iii,1]; II,459 [xviii,1]; IV,104,105 [ii,3])
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ガリラヤ聖書に対する洞察,第1巻
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ユダヤ人の歴史家ヨセフスは,ガリラヤには204の都市や村があり,そのうち最も小さな都市でも住民の数は1万5,000人を上回ると主張しました。多くの人はこれを誇張表現と考えていますが,もしこの証言が誇張でないとすれば,ガリラヤの人口は300万前後だったことになります。―「自伝」,235(45); ユダヤ戦記,III,43(iii,2)。
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