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ケニアとその近隣諸国1992 エホバの証人の年鑑
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1985年の「忠誠を保つ人々」大会
1985年の終わりに,ケニアでも他の数か国と同様,海外からの訪問者を迎えての特別な国際大会が開かれました。約2,000人が海外からやって来ました。訪問した代表団はケニアの風景や野生生物も楽しみましたが,訪問中最も心に残ったのは大会と,地元の兄弟たちと一緒に行なった野外宣教だったと異口同音に言いました。
これらのワズング(白人あるいはヨーロッパ人)全員が地元のガイドと一緒に現われるのをナイロビの人々が見たとき,たいへんな騒ぎになりました。逆に訪問者たちは,ケニアの人々が聖書に対して示した関心のほどや,小さな子供たちが群れをなして自分たちの回りについて来るのに感銘を受けました。
大会でも,訪問者たちは話に注意を集中している何千人もの小さな子供たちの姿を見て喜びに満たされました。8,000人を上回る人々がナイロビのジャムフリ公園を埋め尽くし,それまでで最大の大会になりました。聴衆にとって特別の喜びとなったのは,統治体の二人の兄弟セオドア・ジャラズとアルバート・シュローダーが出席していたことでした。
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ケニアとその近隣諸国1992 エホバの証人の年鑑
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信仰の試みについて扱った一連の巡回大会が終わって間もなく,そして「エホバへの信頼」地域大会の準備が進められていたとき,そうした信頼が本当に試みられることになりました。25年以上にわたって機能してきたにもかかわらず,東アフリカエホバの証人協会の登録が抹消されたという11月9日付の通達が,1987年11月19日にケニアのガゼット紙に掲載されました。
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ケニアとその近隣諸国1992 エホバの証人の年鑑
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大会はどうなったでしょうか。計画を推し進めるには信仰が求められましたが,必要な許可が得られたのは大きな喜びでした。苦労して大会会場の契約を結び,12月に3か所の「エホバへの信頼」地域大会はすべて開催されました。国全体での出席者とバプテスマを受けた人の合計はそれぞれ,1万177人と,228人でした。
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