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大いなる君ミカエルの最後の勝利ものみの塔 1993 | 11月1日
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北の王の最後の作戦行動
10 み使いは二人の王の敵対関係の終わりをどのように描いていますか。
10 二人の王の敵対関係はいつまでも続くのでしょうか。そうではありません。み使いはダニエルにこう告げました。「彼[北の王]をかき乱す知らせがあって,日の出る方から,また北から来る。そのため彼は非常な激怒を抱き,滅ぼし尽くすため,多くの者を滅びのためにささげようとして出て行く。そして彼は自分の宮殿のような天幕を,壮大な海と聖なる飾りの山との間に設ける。それでも,彼は必ず自分の終わりに至る。これを助ける者はいない」― ダニエル 11:44,45。
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大いなる君ミカエルの最後の勝利ものみの塔 1993 | 11月1日
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13,14 二人の王の将来について,どんなことが分かりますか。
13 確実に分かっている事柄が一つあります。間もなく北の王は,『日の出る方から,また北から来る,彼をかき乱す知らせ』が引き金となって,攻撃的な軍事行動に出るでしょう。この軍事行動の直後に北の王の「終わり」が到来します。他の聖書預言を考慮すれば,これらの「知らせ」についてさらに多くのことを学べます。
14 しかし,まず最初に,北の王のそうした行動が南の王に向けられるとは述べられていないことに注目してください。北の王は自分の強力なライバルの手にかかって終わりを迎えるわけではないのです。同様に,南の王も北の王によって滅ぼされるのではありません。南の王(他の預言では,野獣の頭部にある最後の角によって表わされている)は,「人手によらずして」,神の王国によって滅ぼされます。(ダニエル 7:26; 8:25)事実,地上の王は皆,最終的にはハルマゲドンの戦闘で神の王国によって滅ぼされます。北の王にはそうしたことが生じるものと考えられます。(ダニエル 2:44; 12:1。啓示 16:14,16)ダニエル 11章44節と45節には,その最終戦に至るまでの出来事が描かれています。北の王が終わりを迎える時に『助ける者がいない』のも不思議ではありません。
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