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ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
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王国会館 ― 建物以上のもの
1982年,キリバスの小さなグループは,その地に任命された宣教者ポール・タブニガオとマリーナ・タブニガオが到着したことで,強化されました。集会は宣教者の家で開かれ,その後学校の教室に場所を移しましたが,エホバの証人が“まともな宗教”とみなされるようになったのは,1991年に王国会館が建てられてからのことです。建設作業のほとんどはインターナショナル・ボランティアの手で行なわれ,地元の人々は,“よそ者たち”が自らの時間やお金を差し出して建設を手助けしたことに驚嘆しました。こうして王国会館は,エホバの民に見られる愛ある一致の紛れもない証拠となりました。
その結果,多くの人が真理に引き寄せられました。その建設プロジェクトが終わって間もなくバプテスマを受けた一人の姉妹は,「この小さな会衆を,海外からやって来た人々が助けてくださっているという事実に深い感銘を受けました」と述べました。その「小さな」会衆は,1990年当時の28人の伝道者から,現在では70人に膨れ上がり,ミクロネシアで最も急速に増加している会衆の一つに数えられています。
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ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
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[223ページの図版]
1,2. 国際的な協力によって建てられたキリバスの王国会館兼宣教者の家
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